弁護士に法律相談・事件の依頼をするときの心掛け

目次
1.法律相談・事件解決依頼時の心掛け
 1-1.時間・約束を守る
 1-2.関係する書類は全て持参する
 1-3.質問事項のメモを持参する
 1-4.同伴者を連れていく場合
 1-5.知っている事実は全て正直に話す
 1-6.簡潔に話をする
 1-7.費用とスケジュールを確認する
2.法律相談時の弁護士チェック項目
 2-1.頼りがいが有るか
 2-2.相性はいいか
 2-3.対等な立場で相談できるか
 2-4.やる気は有るか 

法律相談・事件解決依頼時の心掛け

<>strong>弁護士とアポが取れて指定された相談日に訪問する際の注意・心掛けを案内いたします。約束が出来たからと言って、ただ約束の時間に行けばいいというものではありません。決められた時間内に効率よく相談し正しいアドバイスをもらうための準備が必要です。

時間・約束を守る

相手が弁護士に限らず約束の日時を守るのは人として当然です。弁護士の中には分刻みに予定が詰まっている人もいますし、当日他の依頼者との面談や裁判が入っているかもしれません。良く言われます約束の時間の10〜15分前までには弁護士事務所に着くように心掛けましょう。

また、約束の日時に用事が出来て行けない場合は、遅くとも前日までに連絡をしましょう。弁護士の心証を悪くして後日相談はしてもらったが処理の依頼を受任してもらえなかったということの無い様にくれぐれも注意してください。

関係する書類は全て持参する

別章でも述べましたが、仮に裁判になった場合、日本の裁判では、正しい者が勝つのではなく証拠が有る方が勝ちます。証拠を積み重ねて事実を明らかにして裁判官の判断を仰ぎます。ですから、相談する事案に必要な書類は全て分かり易くファイリングして弁護士に提示出来るようにしておきましょう。必要かどうかわからない書類もとりあえずファイルすることを心掛けてください。証拠としての価値を素人判断せずに、プロである弁護士に判断してもらい、また、書類を確認してもらうことによって難しい説明も省略することが出来るメリットもあります。
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質問事項のメモを持参する

相談内容にも寄りますが、一般的に無料法律相談は30分が限度になっています。30分の中で相談内容を説明し、書類の確認を行い、アドバイスを受けるのは時間的に相当厳しくなります。そのため、中途半端のままで適格なアドバイスももらえなかったということもあり得ますので、聞きたいことを予めメモ程度に纏めて行かれることをお勧めいたします。そうすれば、弁護士の返答・アドバイスもそのままメモの余白に書き加えることが出来ますので、改めて質問したことも書かなくて済みます。なお、当然ながら弁護士の説明やアドバイスはメモをして記録しておきます。

同伴者を連れていく場合

弁護士に初めて相談する人にとっては、弁護士との接し方、話し方あるいは弁護士の言っていることが分かるだろうか、と不安になると思います。そういうタイプの人にとって同伴者がいれば心強いものです。予め同伴者を伴う旨話しておけば駄目だという弁護士はいないと思います。また、同伴者がいればメモを取り忘れたことでも後で確認することが出来るというメリットも有ります。

しかし、同伴者はある程度常識の有る身内の方を選ぶべきです。声が大きい、出しゃばり、口が軽い、話好きの人は相談がスムーズに行かなかったり、他人にトラブルの内容を漏らしたりすることが考えられます。弁護士の方としても誰が依頼者か分からない位喋りまくられたらアドバイスも難くなります。

知っている事実はr全て正直に話す

弁護士から聞かれたことは正直に話しましょう。これを言うと恥ずかしいとか、これは言わずにおこうととか思って大事なことを隠してしまうと弁護士の判断が狂うこともあります。聞かれたことを全て話しても、裁判の当事者尋問で相手方から不意な質問が出て答えると、後で「どうして、ちゃんと話してくれなかったの!」と言われます。(先生は、打ち合わせでそんな質問しなかったじゃないですか?!)と思っても、そこは一歩下がって、「すませんでした。」でおさめてください。

簡潔に話をする

弁護士に相談するときに、自分が中心になって話をすると時間はアッと言う間に過ぎます。弁護士によっては、30分をちょっと過ぎただけで1時間として相談料を請求されることも有ります。気の効いた弁護士なら「30分ですけど相談時間はどうしますか?」と確認したりするでしょうが、そのままズルズル相談して1時間半で15,000円請求された、と言うことにもなりかねません。また、弁護士に次の予定があるために相談が中途半端になる可能性もあります。相談すべき内容を簡潔に話をして、後は弁護士からの質問に答えるようにするといいでしょう。
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費用とスケジュールを確認する

法律相談の過程で、この弁護士なら信頼できるので事件の依頼をしようと思ったら、今後のスケジュールと費用を確認しましょう。特に費用については、着手金はいくらでいつまでに支払えば良いのか?報酬の経済的利益となる根拠の金額はいくらか、控訴する場合は着手金は必要か、また金額はいくらか?等細かく確認してください。弁護士によっては、依頼人が無知で有ることをいいことに過大な請求をすることも十分考えられます。費用の問題を曖昧にする弁護士は注意が必要です。数字については具体的に確認してください。裁判には勝ったが費用倒れで赤字だったでは、相手方を懲らしめるつもりなら良いかもしれませんが無駄です。

また、弁護士に依頼してからのトラブルで多いのが、「仕事が遅い」とか「進捗の報告・連絡がが全くない」ということです。事件の依頼をするのを前提に、今後の段取りを詳しく聞くことで、スケジュール通りに進捗しなかったときに弁護士に確認すれば、それが圧力にもなります。
ポイントとしては、依頼する事件によって違ってきますが、
 ・受任通知はいつ出すのか。
 ・訴訟の提起はいつ頃になるのか。
 ・口頭弁論(裁判)は何回くらいか。
 ・相手方に出した通知書及び訴状の写しはもらえるのか。また、訴状に間違いが無いか確認させてもらえるか。
以上の確認の際には、自分から弁護士に対して生半可な知識を振りかざして、「先生、まず受任通知を出してもらえますよね」とか、「提訴までは1ヶ月くらいですか」とか言わない方が良いです。
弁護士に言わせて、それを確実に履行させるようにした方が良いです。
確認したスケジュールは、弁護士の目の前でメモをとります。これが弁護士に対する無言の圧力となり、また、いい加減な対応出来ない相手だなと印象づけられます。
そして、希望が有ったら差しさわりの内容にお願いしましょう。
例えば、
 ・電話は出られない場合が有りますので、連絡はメールか報告書で戴けますか
 ・相手方が和解案を出してきたら連絡は貰えるんでしょうか。
 (予め、和解について承諾している場合は除きます)
以上のことで、進捗が遅いとか連絡が無いといった問題が有る程度解消されますし、「どうなっているんだろう」というストレスも軽減されます。

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法律相談時の弁護士チェック項目

法律相談時には、トラブル案件の相談だけでなく、この弁護士に相談して大丈夫か等をチェックしなければなりません。同じ職場で半年・1年間一緒に仕事している同僚や後輩についてでさえ、「この人はこんな考え方をする人だったのか?」とか「こういう良い面(悪い面)が有ったのか?」と気づくことが有りますから、わずか30〜1時間の間に弁護士の能力や性格を見切ることは出来ませんが、最低限のチェックはしておきましょう。

頼りがいが有るか

問題点、解決策を分かり易くきちんと説明し、今後のスケジュールや方向性・展開を説明してくれる弁護士は頼りがいが有って安心します。また、「裁判はやってみないと分からないよ。」みたいな説明よりも「・・・こういう主張をしていきましょう」と言われた方が安心しますね。

相性はいいか

相性を探るのは非常に難しいかもしれませんが、距離をあんまり感じずに相談出来る雰囲気があればいいです。ストレスを感じさせないということも大事です。

対等な立場で相談できるか

いかにも、「引き受けてやる」みたいな態度を取る弁護士がいますが、報酬を支払うわけですから、本来対等であるべきです。上から目線で対応されると相談や質問がし難く、意思の疎通を欠き不利な交渉を招きかねません。弁護士にいろいろ聞いたり、確認したりすると「良いんだよ!僕の言うとおりに進めていけば・・・」と、如何にも素人は黙っていなさい、と説明をしない様な弁護士は避けましょう。

やる気は有るか

弁護士に詳細を説明してから、ほとんど質問をしてこない弁護士がいます。恐らく、金額の小さいゴミ案件で乗り気が無いか、気乗りのしない案件なのでしょう。最後に、「ちょっと、難しいですね」と念押しをされたら、「先生、そこを何とか・・・」と頼み込まずに、その弁護士は諦めた方がいいです。敢えて何が難しいのかも聞く必要が有りません。

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