専門分野・得意分野別の弁護士の呼び方

目次
 1.渉外弁護士
 2.商事弁護士(国内ビジネス弁護士)
 3.消費者系弁護士
 4.労働弁護士
 5.クレサラ系弁護士
 6.パカパカ弁護士
 7.組織内弁護士

弁護士にも得手・不得手が有りますし、弁護士事務所によっても得意分野があります。特に、都市部ては専門化・分業化が進み5大弁護士事務所等は特に顕著です。一方で、地方では町医者と同じく多分野の事件を処理しなくてはいけませんので、多方面に渡って弁護士活動を行う傾向があります。ここでは、弁護士の専門・得意分野から見た弁護士の呼称を説明いたします。

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渉外弁護士

外資系企業をクライアントに持ち企業法務をメインとして扱っている弁護士で反対は国内弁護士・法廷弁護士です。大手四大法律事務所もしくは五大法律事務所と呼ばれている法律事務所は元々は大手四大渉外法律事務所(大手五大渉外法律事務所)とも呼ばれ、渉外案件を得意分野としています。渉外弁護士は、担当する国の社会事情に詳しく、語学力や外国法の知識も必要になります。また、一般的に法廷に立つことが少なく、もっぱら書類の作成等に従事することが多くなります。国籍や帰化を扱う弁護士も民事渉外弁護士と言えるかもしれません。

商事弁護士(国内ビジネス弁護士)

商行為・商取引及び企業の再建、清算等の商法を中心とした企業法務を得意とする弁護士で、その守備範囲は広く、金融法務、M&A、労働問題、知的財産、倒産、国際取引、投資ファンド、証券化、特許等に及びます。紛争時は、大型の弁護団を組成して臨むことが有りますが、一般に契約関係の業務が多く所謂法廷弁護士とは職務の内容が異なります。

消費者系弁護士

消費者系弁護士は、消費生活の中で消費者の利益や権利に関する問題を専門に扱う弁護士で、購入商品の欠陥や瑕疵による問題、健康上の実害の解決、損害の補償等を求める弁護活動を行うものです。いわゆるクレサラ問題(クレジット及び消費者金融に絡む多重債務者支援活動)を社会現象として捉え、活動したのも消費者系弁護士です。一般に左翼系弁護士が多い傾向に有ります。

労働弁護士

労働条件、解雇等の労働問題に特化した弁護士で、経営者側の弁護士と労働者側の弁護士がいます。信条として労働者側の弁護士は、企業からの依頼は引き受けない弁護士も見受けられます。逆も、またしかりです。

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クレサラ系弁護士

簡単に借入を行える利便性から返済額を超える借入を行い生活の破綻を招く多重債務問題の原因であるクレジット及びサラ金等の社会問題を扱う弁護士です。破産、民事再生、債務整理、過払い金返還等の業務をメインに扱う債務整理系の弁護士もいますが、クレサラ系と債務整理系の弁護士はもともとは別です。クレサラ系の弁護士は、クレジット・サラ金問題を社会問題として捉え、より政治に近いところで活動をしていますし、債務整理系はクレジット・サラ金による多重債務者を顧客として活動しています。
消費者系弁護士との共通点が多く有ります。

パカパカ弁護士

通称「パカ弁」と呼ばれるIPアドレス開示を専門とする弁護士。比較的簡単な業務にも関わらず高額な報酬を請求するため、本来IPアドレスを開示するときの擬態語から生まれた名称ですが悪意を持って使用される傾向があります。

組織内弁護士

企業の法務部や役員として勤務する企業内弁護士及び官公庁に所属する公務員弁護士に分けられます。その性格上一般の法律相談や訴訟代理の仕事は引き受けませんし、法廷に立つことも少なくなります。

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