就業状態による弁護士の呼び方

目次
 1-1.ボス弁・・・オーナー弁護士
 1-2.イソ弁・・・居候弁護士
 1-3.アソ弁・・・社員弁護士
 1-4.タク弁・・・自宅兼用事務所
 1-5.ノキ弁・・・ヤドカリ・軒下弁護士
 1-6.マチ弁・・・町医者的オールマイティ弁護士
 1-7.ブル弁・・・ブルジョア弁護士
 1-8.赤弁・・・共産党系又は左翼系弁護士
 1-9.労弁・・・労働問題専門弁護士
 1-10.ヤメ検・・・検事・副検事退任後に弁護士なった人
 1-11.ヤメ判・・・副判事退官後に弁護士なった人
 1-12.ソクドク・・・弁護士資格取得後修行せずにすぐに独立した弁護士

正式な呼び方ではありませんが、弁護士の勤務状態とか過去の職歴によっていろんな呼び方が有ります。ちょっと、差別的な臭いのする表現も有り、人権擁護を重んじる弁護士が使う言葉としてはどうか、と思いますが深い意味はないのかも知れませんので、その中のいくつかを紹介いたします。

ボス弁

いわゆるオーナー弁護士のことです。一般に弁護士事務所は、個人事務所の形態を取りますが、最近は弁護士を数百人抱えた大手弁護士法人の他数名の弁護士法人も多く見受けられます。この弁護士法人のオーナーまたは、個人事務所の経営者のことをボス弁といいます。
なお、渉外弁護士事務所では、ボス弁に該当する呼び方としてはパートナー弁護士が近い呼称となります。パートナー弁護士は、共同経営の弁護士や役員弁護士も含みます。

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イソ弁

ボス弁に対抗した呼称で、雇われ弁護士のことです。もともと、居候弁護士が語源ですが自前の事務所を持たずに雇われているだけで世間一般に謂う居候とは違います。別な表現を使えばサラリーマン弁護士です。最近は、アソシエイト弁護士とも言われます。イソ弁として3〜7年程度働いたのち独立して事務所を構え若手の弁護士を雇えばボス弁と呼ばれます。

イソ弁は、事務所の受けた法律業務をこなせば良く、事務所経費、事務員の給与の負担をする必要はなく気楽である反面、1件数億の事件を扱って報酬が数千万円あっても給与しか受け取れません。ボーナス査定で上積みは見込めるでしょうが・・・

アソ弁

アソシエイト弁護士の略。イソ弁と同義語で雇われ弁護士・社員弁護士のことですが、一般的には渉外弁護士事務所での呼称で国内弁護士・法廷弁護士の場合はイソ弁の方が多いようです。
イソ弁が差別的で耳障りに聞こえますが、アソシエイト弁護士というとモダンな感じがします。また、シニアアソシエイト弁護士の呼称を用いている弁護士事務所が有りますが、シニアアソシエイト弁護士は、役付弁護士または管理職弁護士で会社で云えば部長、次長に該当する弁護士です。
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タク弁

自宅と弁護士事務所を兼用している弁護士です。事務所を借りるだけの収入に乏しく、止むを得ず自宅で開業する弁護士の意味に使われますが、地方に行くと一階が弁護士事務所で階上が居宅になっている鉄筋コンクリート造りの豪邸もあります。

ノキ弁

自らの事務所を持たず他の弁護士事務所に間借りして独立採算で弁護士業を営む弁護士です。まさに、これが居候かも知れません。

マチ弁

町医者に相当する、ちょっと具合が悪い時に診察してもらう、あるいは掛かり付けの医者の様に聞こえますが、弁護士にはそんな雰囲気は有りません。一般には、1〜3人程度の事務員を抱えたオールマイティな小さな弁護士事務所を運営する弁護士と言うところです。以前は圧倒的な割合で存在していましたが、現在は弁護士法人化が進んでおり数百名の弁護士を抱えた事務所も多く弁護士の数からすると組織に含有された弁護士が多くなっています。

ブル弁

比較的最近現れた弁護士の呼称でブルジョワ弁護士の意味です。一般には、ボス弁・パートナー弁護士またはそれに次ぐ地位にある弁護士である場合が多いです。最近登録弁護士数100人を超える大規模な弁護士法人が表れています。最も多いところは500名前後の規模になります。この弁護士法人は、大型の企業案件・知的財産・国際弁護等を得意として莫大な収益を上げています。そして、トップのボス弁が多くの報酬を得ているためこう呼ばれています。

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赤弁

比較的良く使われる略称です。左翼系弁護士で特に共産党系の弁護士のことを言います。共産党系弁護士等の団体である「自由法曹団」には弁護士の約1割が加入しているとされていますが、隠れアカ弁もいますし、左翼系弁護士の実数は分かりません。日弁連の会長選挙で左翼系の候補が40%以上の支持を得たことが有りますが、この数字が弁護士全体の共産党系弁護士の実態てあるとの推測も成り立ちません。

なお、左翼系系弁護士には、所謂「人権派弁護士」及び「消費者系弁護士」が多くいると言われています。なお、共産党系の弁護士事務所は、「○○○第一法律事務所」、「○○○合同法律事務所」及び「地名+法律事務所」の名称が多いと言われていますが、全てというわけでは有りませんし、上記名称を使用していても企業の顧問弁護士をしていたり、企業側の弁護をすることもありますので断定的に判断することは出来ません。

自由法曹団に所属している弁護士は、一部では有りますがネットでも確認することが出来ます。自由法曹団以外の左翼系弁護士団体には、「青年法律家協会」、「日本民主法律家協会」、「日本国民救済会」及び旧総評系の「日本労働弁護団」等が有ります。ただ、中には免罪事件や人権侵害の被害者救済を目的とした団体も有ります。

左翼系弁護士団体の中には、国連自由権規約委員会が開かれる際に、慰安婦の賠償問題に絡んだ反日ロビー活動を行うNGOの強力なバックアップを行っている弁護士も一定数います。

どうして、あそこまで徹底して反日活動を強力に推し進めるのか理解できませんし、最高の知識を有しながら今となっては、共産主義の矛盾が証明された時代に共産主義に傾注するのかなかなか理解できませんが・・・

労弁

労働問題を専門に扱う弁護士で、経営者側の弁護士と被雇用者側の弁護士がいます。一般的に、経営者側の弁護士は、被雇用者側の弁護は受け難く反対も、またしかりです。労働問題を取り扱う弁護士団体として、先述の旧総評系「日本労働弁護団」があります。

ヤメ検

弁護士の勤務形態とはすこしずれますが、検察を辞めて弁護士になった人です。検察上がりですから得意分野は刑事事件が多くなります。しかし、刑事事件と言っても民事事件と接点が有る事件は多いわけですから民事事件に疎いと早合点するのは間違いです。より刑事事件に強いということでしょう。

ヤメ判

裁判官の職位としての判事を辞めて弁護士になった人を言います。ここでいう裁判官は、判事に限定されるのではなく判事補も含めて「ヤメ判」と言います。検事より裁判官の方が定年退職年齢が高いこともあり、一般に「ヤメ検」よりも高齢で弁護士になることが多い様です。

ソクドク(即独)

新司法試験の影響で急激に弁護士が増加したのに伴い、就職出来ない弁護士が増えています。そこで弁護士資格を得てすぐ弁護士事務所を開設するケースがあります。このように、修行することなく即独立することを「ソクドク」と言われています。なお、弁護士会の費用が捻出できずに独立も、就職も出来ないプータロー弁護士資格者も発生しているようです。
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